セルビアで出会った友人のその後の活躍続編です。2017年に友人ゾランのランプ工房に入り浸っていた私と本当にたまたまのべ10日間ほど一緒に過ごしたイランからの旅行者カタユーン。
彼女は物おじしない性格で、全ての工程をレクチャーだけ受けて自分でチャレンジしていました。ガラスのカットやハンダ付けが難所ですが「ほら、出来た!」という良い顔を毎回見せてくれました。
そうして独特な雰囲気のランプを作り上げました。当時はまだ大学生だったので22歳くらいでしょうか。しかし、当時64歳のゾランと53歳の私のオヤジ達と対等に意見交換し、だからと言って我が強いというのではなく、非常に和気あいあいと我々は過ごしていました。自分が何をしたいか主体性をはっきり言って、それに私達も意見を出す。そうやってよりベターな作品を目指す。その空気はヨーロッパなら日常的な情景です。
そして、時間があればベオグラードの街角でイランの弦楽器で即興ライブをしていました。年齢的には私の子供より下ですが、風格というか、年齢不詳の感じでしたね。セルビアを気に入って予定より長く滞在したというカタユーン。私達オヤジと別れを惜しみ、この後トルコのイスタンブールに行きました。
その後もFacebookで交流してメッセンジャーでもたまにやり取りしています。彼女はアルピニストでもある様で、頻繁に山岳、登山写真をアップしています。
やはりそこでも、年長者と相変わらず和気あいあいとした交流をしているのが手に取る様に伝わって来ます。本当に頼もしいですね。
ベオグラードの美術大学を訪問した時に、天才がいると一瞬で感じたのがナターシャでした。ボーイッシュな彼女は陶芸を専攻していました。
今は独立して工房を運営したり、子供の陶芸教室もやっています。彼女もまだ20代ですが、図抜けたセンスと造形能力を持っていたので、その後の活躍は当然で、決して驚くことはありません。
彼女の凄さは日常使いの食器なども作陶から絵付けまで一貫して出来る事。
その上に陶芸アート作品をドンドン発表するところです。彼女のサイトがありますので、興味ある方は是非ご覧下さい。(少し重いです)
https://www.natasabojanic.com/artworks
Facebookはこちらです
https://www.facebook.com/poznatasrpskakeramicarka/
まさに天性のアーティストですね。私の20代の時とは雲泥の差です。圧倒されるのもいい刺激になります。