アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

楽しく

くどい話を今日も懲りずにさせてもらいます(笑) 2014年から開講した絵の教室は当初「楽しく描く! 水彩画・イラスト教室」と名付けていました。楽しく描く! を付ける事にこだわっていたのです。でも、最近はその部分を削除しています。その経緯をお話しします。「楽しく」や「楽しい」というのは「簡単」「気楽」「難しくない」という風に連想されてしまう様です。趣味で絵を習うのだからハードルが高いのは誰でも嫌がると思いますし、肩の力を抜いて取り組みたいというのも当然の事です。それは何も間違っていません。私も趣味の教室の講師という業務の半分はサービス業だと認識してはいますし、スパルタ式に教えを叩き込もうとは一切考えていません。しかし、そもそも私が思う「楽しい」の概念は昨日まで出来なかった事が出来る様になったり、自分をさらけ出して表現を開放する歓びを指して用いていました。ただ、こうなると大人にとってはむしろ簡単ではないし、難しいのです。それは人前で恥をかきたくないし、劣等感に対する怯えが身に付いてしまっているからでしょう。でも、よく考えて下さい。

●簡単な事を出来るようになって楽しいですか?

●難しくないから楽だとしたら嬉しいですか?

(両方とも同じ意味ですが)

私はちっとも面白くも何ともないと思います。そんな事にお金と時間を掛けるなんて不毛だと思います。挑む過程を全て楽しみ切ればいいのに、何人もが相互理解に及ばずに疎遠になりました。もっと泥臭く時に軽やかに描こうではありませんか! 営業上、誰に対してもやんわりと対応して負荷を与えない講師はいるでしょうが、それは本当の思いやりではありません。

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※本文と写真は全く関係がありません