先日お買い上げ頂いたお客様から、ご丁寧に飾って頂いた様子を写真でお送り頂きました。
Y様邸の大きな柱が印象的な玄関エントランスにはご主人作の陶芸などと同居する形でメルヘン画の住処を用意して下さいました。
その奥にあるリビングはJAZZのリスニングルームを兼ねておられるそうです。ここにもこだわりのインテリアが色々と拝見出来ます。
私もJAZZが好きですが、この風景画も毎日JAZZを聴く事が出来るなら本望でしょう。
私が風景画を好んで描くのは、飾った壁の奥に違う空間が現出する事に魅力を感じるからでもありますが、A様邸リビングの広い壁にベオグラードの街並みを眺める窓が出来たように見えます。
絵が売れた時に「嫁ぐ」という表現を耳にする事が多いのですが、こうして写真を眺めると「皆んな旅に出たんだなぁ〜」と思いました。そして、絵が旅先にて撮ったスナップを無言の便りとして送ってくれた様な不思議な感覚に陥るのです。
無言であったとしても、それは饒舌に私に語り掛けて来ます。