退職した生活支援員の仕事を振り返って、とても心残りなのが、度々コラボ作品を描いていたHさんとの別れです。職務中のレクレーションとしてワークショップをしていたのですが、Hさんとの時間はもうないのです。
ワークショップでは私の方が教えられる事の方が多く、本当に良い刺激を受けました。ベッドサイドの広い壁面に絵をランダムに掲示した写真中央の黄緑の山と山頂にかかる白い雲の絵がHさんの作品。その上の星を釣るお爺さんが私が反応して即興で描いた作品です。
これらは2つで一つなのです。これをメインにセルビアのゼムンの風景画2枚と抽象画、そこに2014年に描いた小さな紅いメルヘン画も加えました。テイストが全て違う事をよく思わない輩がいますが、これで私は調和が取れていると思います。
自分のファンでいる為にも枠を決めないで柔軟でいたいものです。今日は有難い事に一枚の絵のご依頼を頂きました。もう何ヶ月も作品を描いていない気がしますが、Hさんとの惜別を糧にさせて頂き、取り掛かりたいと思います。