アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

メンテナンス

母が暮らす実家に点在する私の作品の殆どは、日焼けして褪色しています。今日はせっかく里帰りしたついでにイラストを描きました。紙は何でも良いので額から取り出した風景作品の裏に油性マジックで母娘の物語を紡ぎました。

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赤いお手玉か、リンゴか何かは判然としませんが、少女が発見したかけがえのない世界の象徴を母に手渡す瞬間です。

その赤い玉は心なのかも知れず、実際には眼に見えないものなのかも知れない。絵というのは見えないものを見えるようにするからこそ、感銘が湧き起こる筈。例えば感銘を受けた自然現象を風景画として描いたにせよ、その受容する心自体に意味があるわけで、それを風景を通して間接的に画面に出さなければ絵とは言えない。私はそう思います。そういったことを今更ながら母に呟きながらこのイラストを一気に描きました。

昨日託児中にFちゃんが心を吹き込んだぬいぐるみを見て、今日この様な形の絵日記になって私から母へ報告出来たのだと思います。

色褪せて虚無となった水彩画を全く違うアプローチでメンテナンスしていく時間は自分が活かされて有り難いと事だと思えました。帰るまでにまだメンテナンスをしておかねばならないものがドンドン出てきそうです。

それと同時に私のメンタルもメンテナンスされるのは言うまでもありません。