アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

原画SALE

前回の投稿で「セルビアからのアートな便り」のご案内をしました。私が主宰するアトリエ青が本企画を主催している訳を、私の周りでもよく知らないでいる方が殆どです。案外、このブログの長年の読者の方が一番よく理解されているのかも知れません。

一言で言えば「恩返し」それだけです。現在はコロナ禍で渡航は出来ませんが、たった一回会っただけで個展を開催してくれて、滞在時は温かいもてなしをしてくれた。

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その輪がどんどん連鎖して、ワークショップをさせてもらえたし、セルビアの友人が出来た。人生が一変した。価値観も変わった。画家が何をすべきかが分かった。

なんと言ってもセルビアで絵描きだと自己紹介すると「絵を見せてくれ」と本心で言われます。そして人生を謳歌している良い生き方だという解釈をされる。その通りなのです。

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                   ガラス絵

ところが、これは全く日本では違うのです。

日本では絵描きだと言うと「あなたの絵を見たい!」とは言われないし「絵の事はわからない。」などというリアクションが返って来る。芸術家は意味不明で難解。売れてなければ尚更で、どう扱うべきか、面倒に思われる空気を感じるのです。

これはミュージシャンの知人も同じ事を言います。少なくとも私と共鳴するアーティストは売れたいなどと誰も思ってはいません。

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みんなただ人生を唄っているだけなのに。。。

私は画家としてのステイタスを求めてはいません。アトリエ青は全く展示会の運営資金を得ていません。国際芸術交流協会シロカスターザからも何も補助はないのです。日本での企画はすべて自腹でやって来ました。これまではセルビアに行けば同じ様にやってくれました。お互いに恩返しをする。とてもシンプルな交流なのです。それが意味であり、そこが価値だと私は言い切ります。

しかし、日本でも知らぬ間に無償で色々と手伝って頂ける方々に出逢い、協力を惜しまないという方々との縁に恵まれました。それには本当に救われています。

しかし、コロナ禍の先行きが不透明な時代に入り、このまま展示会を企画する度に出費が重なるのでは、支障が出ます。

そこで「セルビアからのアートな便り」の必要経費に充てる為に、私の原画のSALEを検討しています。これまではそういった行為は回避して来ましたが、今から何か手を打つべきです。今流行りのクラウドファンディングはやりたくありません。そこでシンプルに破格の値段で原画を手放そうと考えるに至りました。

SALEの方法はこれから来年に掛けて検討して行きます。