この風景画はおなじみのHさん作です。山頂に自分がいて、夜の帳が下りる間際のふるさとの空と海に囲まれている瞬間を描いたとの事。一方向からの眺めではない空間概念!なんと自由なのでしょう。私は驚きを隠せませんでした。それにこの海!まるで、マーク・ロスコーの様に静謐です。
この海に何かを描いてとHさんは言いますが、私はこれは何も描き加える必要がないと、言いました。
そこで、同じ山頂から望遠レンズで海を覗いて切り取られた景観を描きました。これ単体では作品ではありません。
この2枚をレイヤーとして重ねて心象風景を作りました。これで作品の完成です。お互い「しあわせな時間。。。こんな時間がずっとあると良いのにね〜」と呟きながら、ひとときを過ごしたのでした。