「コントロール」と題しましたが、作画の描写の際のコントロールより、もっと大事なものの話。
感情のコントロールで如何様にも人生の道を誤るものですが、中でも一番失敗することの多いのが怒りでしょう。
怒りのストレスは自分の健康の為にも良くないと誰もが言いますが、実際の被害者はむしろ他者であることを認識せねば始まりません。と、わかってはいても毎日怒り心頭になるのも事実。
怒りに任せたこれまでの数々の愚行の反省を込めて、ご依頼品2作目を描き上げました。柔和さを招いてくれるものは何か?を思い描いたらこうなりました。
荷物を皆んなで背負って分担し、それぞれが連なって何処かに向かう時、それを大いなる寛容さで支えてくれる白い馬なのかロバ。
この存在は圧倒的に大きいのです。その大きさを平面的な面積で正比例させました。
「旅路を急ぐ事はないけれど、感謝しているかは大事。みんな大丈夫かい?」小さい我々が口々につぶやきます。
ご依頼品を私の好き勝手に描かせて下さるクライアントも、このロバの様な寛容な方です。
勢いに乗って3枚目も仕上げましたが、それについては次回にお届けしたいと思います。
【追記】マットにも着彩し、もう少し星やドローイングを加えましたので、これで完成とします!