アートグループOAKやアート&クラフトの代表メンバー同士で活発な意見交換があるかと思えば、通訳スタッフ、マテヤ君の引っ越しが決まるなど、このところ、目まぐるしい日々です。
それでも2017年のベオグラード での個展では、大学生になったばかりのマテヤ君(画面右端)の同時通訳の力を借りて
シロカスターザの会長ボシコや、写真家のブランコ、アートグループOAKのゾランにアレクサンダー・クチナなど関わりが出来た全員が集ってくれました。
この時間を経験出来た素晴らしさに今も感謝します。
建物自体がランプにしか見えない、そんな理想的な世界に益々心酔したのでした。
マテヤ君は去年関西の大学に留学生として来日し、4月から見事に東京大学への進学が決定しました。
本当に凄く勉強をして、その上、私のサポートも一番してくれました。私にとっては頼りがいのある友人であり、息子の様な存在です。そして、何より私のポリシーの本質を日本人以上に理解してくれたのも彼でした。
残念ながら日本の若者で私と活動を共にする人は皆無です。全く感覚が合わないし、利害しか計算していない者が多すぎるので、即疎遠になります。それでもマテヤ君がいてくれるだけで救われたと思います。
一方で、ゾランをはじめとするアートグループOAKやその進化形である日本とセルビアの美術工芸作家協会アート&クラフトは両国の輸出制度の弊害に阻まれて2018年以降は実質新作の展示会を自重せざるを得ない状況に陥りました。活動を休止していたのですが、この度協議の結果、この春を目処に協会を閉鎖する事となりました。
それでも、交流は個人レベルで続けて行こうという事で見解が一致しました。最近のゾランの仕事の一つの写真が届きました。
雫の様な水玉の様なランプ。毎回の事ですが、行き当たりばったりの洗礼されていないバランスが愉快ですね!
この様な作品を作る彼とは、形式に捉われないで、やはり思いを交感し続けなければと思います。
それは私がこういった作品が好きだから。その一言に尽きます。