アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

描くというのは描かないこと

前回マネキンの様になったトム・クルーズ。今度は横顔を描いたところ、私の親戚の人に少し似てしまいました😅  その人は若い自分は相当男前でモテモテでしたから、男前繋がりで意識してしまったのかも知れません。トムは西洋人の中でも特殊な骨格ですね。そこに興味があるので、引き続き描いてみたいと思います。

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次は、以前ドローイングでも描いた新聞を読むお爺さん。水彩画でも描きたいと言いつつ、かなりの日が経過しました。描くと言うことは、何を描かないかと同義だと考える私にとって、塗り留め的な処理というか、省略を意識的に施しました。

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窓外の気配は白昼夢の様にして、室内の陰影を際立たせました。テーブル上の小物やコーヒーカップと奥に点灯するランプの存在感が対になる様に人物の周りに散らせば、徐々に人物が中心の画面になります。この辺りは、巧妙に計算をしていますが、説明しない限り、作為とは取られません。