絵を描かなくなって一週間です。凄く長く感じますが、気にせずに毎日映画を観ています。一方で昨日は、水彩画教室受講生のSさんが、徹夜で作ったという作品を持って来てくださって盛り上がりました。Sさんは私と同じく原理で作品を作られる貴重な存在です。私の教室でもいるだけで、普段はほとんど何もしません。ところが、年に数回パッションが火花を散らせる様に創作されます。この半球の黄色い太陽の様な量感、でも平面的なのはコラージュだからです。非常に軽快な作品です。
次もSさんが好む繊細な三日月フォルムを活かしたカンディンスキーの様な旋律を思わせる作品。きっとカンディンスキーをご存知ではなく、たまたま似たというところが面白いですね!
最後は水彩でも何でもないですが、Sさんにとってはこれがアートなのです。家で作る時間を慈しみ、それを眺めて慈しみ、教室でみんなにそれをおすそ分けしに来られる。この循環が4年続いています。
この自由さ、主体性こそがアマチュアの良さであり、プロが上とかでは決してなく、共存すべき事が理想だと思います。