アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

アートを使って託児

先月からご縁があってNちゃんの託児的ワークショップのご依頼を受けて、月二回のペースで始めさせて頂きました。

頑張ってこれをしようとか、指導するのではなく、孫と一緒にただ遊ぶ感じ。私はお爺ちゃん役です。先ず私が楽しそうにアート表現を孫役のNちゃんに見てもらいます。これをしろと命令すると反発的態度を取りがちですが、見せると「私もやる」と自発的になります。

子供の観察と記憶力は凄くて、初めてした表現を、次のワークショップをする時には、自分なりに応用して発展させます。引き出しを無制限に増やす能力を持つ事に驚かされます。

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この画面は1回目の応用ですが、既に私の発想と想像を超えています。

色選びからマチエールまで自分で自由に表現しています。何より紫を塗ってから黄色を並列で塗って、2つに折り重ねて出来たこの表情は驚きです。子供は紫の補色(反対色)が黄色であることを直感的に感じ取る能力を持っているかのようです。補色は互いを引き立てるので、より鮮烈な色に感じます。

これを一緒に切って貼ってコラージュしたり、次から次へと紙を使いました。他にもひとしきりアートをやり尽くすと、後半は私の腕にぶら下がってブランコをしたり空中遊泳をしました。こういう遊びは肩車と一緒で、信頼と安心感を築きます。託児的ワークショップと呼ぶ所以はここにあります。一回2時間を臨機応変に向き合う。マンツーマンならではの利点です。