たぶん4回目くらいになる教室の受講生さんの作品発表会が始まりました。
力作20数点が並びましたが、力作というのは決して褒め言葉ではありません。通常は運営側がこういう事を言ってはいけないのですが、利害抜きで言うべき事を言う方が誠実だと思います。
しかし、それは私の包容力の未熟さを自戒する気持ちも半分含まれています。
先ず全員が出展して欲しいと考えている私の方針が今回も挫折しました。毎回なのですが、回を重ねるとなんかもどかしく、流石に虚しくなっています。
「私の絵なんて人様に見せる程のものではない。」と絶対に毎度聞くセリフ!
私の気分が一番しんどくなるセリフです。それを説得するのはどうかと思うので諦めてしまうのですが、絵を描いている事を家族に隠していたり、家族に出展作品を選出してもらったり、絶対にして欲しくないと言うのが願いです。
絵の良し悪しの判断基準は自分が楽しかったか?好きかどうか?それで良いんです!
その清々しさこそが作品を独り歩きさせるし、第三者目線で見る事にも繋がります。
そこに気づきがあります。絵は上達するものではなく、発見するものだと思います。
発表会の有効性は8割がそれで、あとは友人に見てコメントもらう事だったりでしょう。
私の発言は色々と意味がわからないものが多いと言う方に理解させる方法を私は知りません。
だから絶対にテキスト本を出版しないようにしています。100人が100人とも理解出来る描き方や作品などあってはなりません。
そういった事を教室で私と時間を共有して下さる方は、理解せずに感じる事が出来るように配慮して行きたいと思います。
発表会は4月27日まで明日都浜大津一階 大津市市民活動センター交流スペースで開催中です。
お近くの方は是非お立ち寄り下さい。
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