アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

挫折からの希望

 

心血を注いで来たアートグループOAKの長兄ゾランからベオグラードにあるガラスランプ工房を近々閉める決意をしたという連絡が来ました。アートグループOAKの活動は当ブログでも何度も記事をアップして来ましたので、詳しくはそちらをご覧下さい。

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2015年の11月にたまたま店にふらっと入った私(画家)と店主のゾラン(ガラスランプ)は帰国後にすぐアートグループを結成し、2016年と2017年に両国で合わせて5回もの展示会を開催しました。

政府の文化財援助や基金などは一切得られない中で、展示会ごとに毎回違う内容を発表しました。それがどんなに過酷な事か私とゾランは身に沁みて知っています。しかし、それ故にお互いの心は本当に通い合ったと言えます。

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昨年の渡航時に彼の工房の真下の物件に私のアトリエ兼ギャラリーやJAZZカフェを作ろうと業者を呼んで改装の見積もりを立てたりもしましたが、全て一旦白紙になりました。

 

私の返事はこうです。「白紙になったのなら別の方法で実現しよう。どちらにせよ私はセルビアに必ず行くから。」それに対してゾランは「わかった。違う方法でOAKを組織化しよう。そこで君は子供のワークショップをする環境も併設したらどうだ。」

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お互いに全く後ろ向きの発言はなのです。私達はこの熱量でいつも釣り合い、時に厳しい現実に阻まれ、そして学ぶ。結局全ては起こるべくして起こっているに過ぎないと理解しています。

挫折しそうだから辞めておこうという判断はお互いにありません。そもそもアートグループを結成しなければ工房を閉じる事態にならなかったのではという外野の声が聴こえる時があります。事業に失敗した事にしか目が行かないから、そういう発想になるのでしょうが、私達は生まれ変わっているという認識です。

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この最高の空間で、集い、話し、作り、食べて笑ったひと時。それをまた新たに一から作る希望に満ちています。🤗