アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

other その他・雑記

オータム

「国際水彩画交流展」が19日に閉幕となりました。緊急事態宣言、台風などが重なる状況の中にも関わらず、ご来場くださった方々に心より御礼申し上げます。展示物の搬出を終えて、翌日は10月に控えている「水彩画教室作品展」の補習を終えて家路に着きま…

楽しく

くどい話を今日も懲りずにさせてもらいます(笑) 2014年から開講した絵の教室は当初「楽しく描く! 水彩画・イラスト教室」と名付けていました。楽しく描く! を付ける事にこだわっていたのです。でも、最近はその部分を削除しています。その経緯をお話しし…

成功

前回の様な人に受けない話には実はまだつづきがあります。私のブログは人気取りはせず、読者を狭めて閲覧数が減っても持論を展開するのがポリシーなので、既にうんざりされた方はスルーされて下さい。 かつて虚栄心・野心だらけの私は、過去形でなく今尚それ…

初心

アルバムを見ていたら懐かしい新聞の切り抜きを見つけました。48歳の時に画家デビュー宣言し、49歳で待望の初個展をした際の取材をまとめてもらった記事です。現時点(2021年)で57歳ですから8年前となります。顔は引きつり笑いをしており、とても…

旅先にて

先日お買い上げ頂いたお客様から、ご丁寧に飾って頂いた様子を写真でお送り頂きました。 Y様邸の大きな柱が印象的な玄関エントランスにはご主人作の陶芸などと同居する形でメルヘン画の住処を用意して下さいました。 その奥にあるリビングはJAZZのリス…

風になる

全く絵を描かない日は更新され続けていますが、実はこれでも頭の中はいつも絵の事で一杯の私。ただ、「これを描け!」という声が聴こえるまで、のんびりとやり過ごしているだけなのです。 今日は梅雨の晴れ間で、絶好の練習日和。6月20日のシオミ師匠企画…

ウィーンからの便り

セルビア人写真家の友人、ブランコ・ブランダイスから一枚の写真が送られて来ました。 彼とは2015年のベオグラードでの個展でホームステイさせてもらって以来の付き合いです。 仕事の拠点としてオーストラリアのウィーンにある彼の別宅に私の絵を飾った…

近況

前回、アトリエ青ギャラリーを閉める話をした通り、それを念頭に次の住居探しをしていましたが、やっと内定しました。古民家でなく普通の分譲賃貸マンションの10階です。角部屋なので南西のL字型のバルコニーからの眺望が素晴らしく、比叡山から三井寺、長…

孤独の魅力

大好きな俳優、故 大杉漣さんは2018年に66歳で依拠されましたが、還暦を迎える年に出演された番組を見る機会を得ました。読書の方でもきっとご覧になられた方がいらっしゃるでしょう! 大杉漣さんとは、もう10数年程前になるかと思いますが、私が映…

撒き散る鱗粉

先日原画のSALEを検討している旨を書きましたが、勿体ぶった言い分であり、色々と考え末、最後は原画を燃やそうという結論に達しました。海外で個展をしたら値札を付けていなくても「l like too much!(とても好きだ) How much?」とごく自然に言われます。…

「まあいいか」

秋口から精神的に調子が崩れる一方だと言う話を度々呟きました。と、過去形で言うのは、少しづつ回復の兆しが見えて来たからです。毎年展示会を企画する時期は何かと手間も掛かり、心労が伴います。それも精神状態の不安定さに拍車を掛けていたのですが、展…

石田ガク伯

本物のアーティスト シ・オ・ミ師匠と一緒に短編映画を作りました。師匠の自伝的な物語を虚構と現実の垣根を払った独特の手法で描いていますが、その中で私も実在のフォークシンガーをもじった小林康信役で出演しています。10代の頃からの憧れた存在や支え…

手離してしまう

余りに絵を描かない日が続くので、3年前に描いた自作を振り返ったりしています。今日ご覧頂く3枚もその頃のもので、一度も展示会では発表していない没作品です。 これらは、耕す土の様な行為の集積です。そもそも作品を描こうという意識は普段から余りなく…

ホットコーヒー

朝晩はめっきり肌寒いですね。ただそれだけでセンチメンタルになってしまう私は、今日もふと3年前の丁度今頃のセルビア滞在時を思い出して郷愁を覚えるのです。 夕暮れの十字路の奥に灯る車のライト ベビーカーを曳きながら話すママ友 村の庭で話すゾランと…

次の旅は

ピンと来た場所を見つけてしまいました。セルビアの「スレムスキ・カブロヴツィ」という小さな町です。 首都ベオグラードには2015年と2017年の2回渡航し、個展やワークショップをさせてもらいましたが、他にはゼムンやチュミチュ村など数ヶ所を訪れ…

琵琶湖に死す

6月から自宅アトリエで本格的に教室を開講したのは良いのですが、生活援助員としての福祉業との掛け持ちとなると、休日が一切なくなってしまったのです。何処かに出掛けたり、人と会うにしても、夜勤明けの余り寝ていない時間をそれに当てているだけであり…

変化する色

ガーデニングには全く興味がなく55歳まで来たのですが、数年前から多肉植物にのみ、はまりました。アトリエでも寄せ植えなどを楽しんでいます。 今日は来月のアトリエ移転、ギャラリー開業に向けて、人生初の鉢を作りました。大層な言い回しですが、本当に…

便り

当ブログの更新が滞り、絵を一ヶ月以上描かないのに関わらず、不思議なことにアクセス数が返って伸びています。私などの戯言に関心を寄せて頂ける読者の方には感謝申し上げます。 新型コロナウィルスの報道で世間は右往左往だし、もしかして私も活動を自粛し…

扉絵の原画

小説家、白石一文氏からのご指名で、2019年から連載誌「小説 野生時代」掲載の「松雪先生は空を飛んだ」の扉絵を描かせて頂くという光栄な仕事に関わらせて頂きました。毎月原稿を読者より早く読ませて頂けるだけで、とても新鮮な思いを抱きました。更に…

一人称の彼方

前回の記事で「一人称」について触れましたが、いつもの事ながら話の内容が見えない読者の方が多かったかと思います。これは一重に私の独りよがりな文章が原因かと思います 今日お話ししたいジョン・カーペンターの大傑作「透明人間」を語る前に今一度、一人…

畏るべき一人称

久々の投稿ですが、絵は全く描いておらず今日も映画の話です。これまでも度々映画に触れて来ましたが、レビューや批評という視点でブログにアップしているのではなく、画家にとり大いなる学びの対象としての視線を保っています。 1980年代後半にニューヨ…

トローネルの映画美術

アラン・ドロンの映画に「パリの灯は遠く」というあまり知られていない作品があります。邦題から醸し出されるムーディーでドラマチックなものを期待してDVDを買ったら、のっけからそういう映画でもなく「太陽がいっぱい」のサスペンスやロマンス的な要素…

セルビア雑記

2014年から交流しているセルビアの国際芸術交流協会シロカスターザは、活動にあたって何らかの助成金を得ている訳ではありません。日本で言うNPO法人より任意団体に近く、ただの水彩画の振興を願う人の集まりで運営されています。その点でフットワー…

躍動を捕える

1960年代にフランス人フランソワ・トリュフォーは「カイエ・デュ・シネマ」という映画批評誌でジャン・リュック・ゴダール等と共にアメリカ映画の評論を展開し、50年代のB級映画(二本立ての前座的一本目の比較的短い作品を指す)を擁護するなど、映…

等身大

被虐待・自閉症・非行などの問題を抱えた青少年の自立支援員から知的・精神の問題を抱える方々の生活援助員に転職し、ようやく半年が経過しました。同じ福祉関係とはいえ、対応や業務内容には共通点が多い一方で、かなりの変化が求められるところもあります…

プロフェッショナルの条件

前回の「画家の条件」に続く、条件シリーズ(笑)第2弾です。あくまでも独断的な私個人の解釈であり、同意を求めているのではなく、恐らくは反感を煽る気持ちで投稿しています。アーティストは一般論に流されずに、寧ろ波風を立てる事が大事というポリシー…

画家の条件

私にとっての画家の定義というものがあります。趣味で絵を描くのではなく、画家を名乗る場合の決定的な違いを一言で言うと「絵を(描く事を)畏れるかどうか」となります。「畏れる」とは「おそれる」と読みますが、日常的に良く用いる「こわい」や「恐怖」…

ひと段落

アトリエ兼住居の整理を兼ねての大幅な模様替えが、ようやく落ち付きました。私は椅子への執着が半端なく、一人暮らしなのに、ダイニングに手組みの木製椅子(食事用)2脚、昇降式スツール(作画用)2脚、アメリカン・ビンテージソファー(映画鑑賞用)2…

回想

年を越してから、ようやく2連休になったので、一泊で実家に帰省しました。正月というのは、個人的には全く関心がなく、目的は一人で暮らす母親との時間を過ごす事のみでした。時間は無限ではないので使い方を吟味しなければと、最近ではよく思います。 一人…

人が囲む

3年前の投稿にもあるのですが、絵は視覚芸術ではないという事を教え子の為に今一度確認しておきたいと思います。興味がある方だけ2017年のこの記事に目を通して下さい。 http://yasunariart.hatenablog.com/entry/2017/01/16/005113 この頃はひたすら描…