アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

水彩画・イラスト

7年前の今日

一枚の絵にまつわる写真がセルビアの友人ボシコからシェアされました。 明後日に控えるコンサート&マジックショー〝Prayer from japan〟に合わせた良いタイミングで思い出を共有出来ました。 初の渡航はセルビア5泊6日でした。飛行機のトランジットを入れ…

被害も肥やしに

これらの過去作品が、オンライン詐欺ショップに無断で転載され「石田泰也作」で出回り続けております。ネットショップ名を次々と変えては、消費者の方を翻弄しておりますので、どうかご注意下さい。 現在「石田泰也作」でネット販売している絵画は、一切ござ…

2m

今日は2mという距離の話です。セルビアの個展に来て下さったこの大柄な男性、実は有名な石彫作家で185cmくらいの身長です。石彫というと日本では野外のアートイベントなどで目にするものを思い浮かべてしまいますね。 でも、セルビアでは教会などの建築…

飛び出すツリー

今日の大津オルタナティブスクール トライアンフでは「飛び出すクリスマスツリー」ワークショップをしました。 Mさんはいつものやわらかい色調で。私はどうしても好きな色。そして夜になってしまいます。 完成したのがこちら。ツリーの飾りは控えめですが、…

星つりじいさんの趣味

私は先日申し上げたように、画家を廃業して星つりじいさんになりました。なので、ネットで販売されている石田泰也作の絵は全て不法取引に該当しますので、買わない様にして下さい。 ところで、星つりじいさんの仕事は子供と遊ぶ事なんですが、趣味は絵を描く…

完結編10月号掲載

白石一文氏の「松雪先生は空を飛んだ」が小説野生時代10月号に完結編300枚一挙掲載となりました。扉絵イラストも併せて完結を迎えました。 連載が中断している間に、小説野生時代は電子書籍で発刊される事になったそうです。 小説界の時代の流れはあま…

デ・ニーロのスピーチ

ロバート・デ・ニーロの近年の映画は殆ど観ておりませんが、1970年代に一躍第一線に躍り出た「ゴッドファーザーpart2」の若き日のドン・コルレオーネ役や「タクシー・ドライバー」トラヴィス役は一回観たら強烈に脳裏に焼き付きます。 左の絵はかなり前…

仮画と本画の比較②

「星つりじいさん」仮画と本画の比較の続きです。 大方の仮画と本画の違いの話は前回しましたので、引き続きそれに沿ってご覧下さい。 仮画は場面設定や物語の流れを落とし込むのに対して、本画は一枚の絵として鑑賞に耐え得る様にしたいです。 また前後の絵…

仮画と本画の比較①

ステージショー「星つりじいさん」は、最初台本を書きました。初稿、第2稿、完成稿と書き進めて、この間おおよそ構想開始から半年以上は掛かったかと思います。 映画の自主制作や演劇の自主公演を若い時分にやっていましたので、大体初稿から完成稿までこの…

欠点の魅力

前回、作画工程をアップした母親の作品が仕上がりました。室内灯と屋外灯、それと日の暮れの間(あわい)の蒼白い空気感を同居させる。 その中に色とりどりの花と植物。建築の意匠や重厚感を盛り込むとなると、風景画としての難易度はほぼMAXに近くなります…

マイルス・デイヴィスの肖像画

先日は仲間4人、マジシャン・腹話術師・催眠術師・画家という錚々たる変わり者達で、バームクーヘンで超有名な某喫茶に行きました。本店は近江八幡市にありますが、守山市にもいつも間にか支店が出来ていたので、そこなら大津から近いし行こうとなったので…

星つりじいさん 配信終了

2022年8月7日にステージショーとしてライヴ公演を行った「星つりじいさん」は記録映像を録っていません。ライヴはその時、その場に居合わせた者しか共有できないので記録を残さない事にしました。 動画版作成に当たっては内容もそれに合うような演出で…

念願が叶う日

2019年に小説家、白石一文氏の「松雪先生が空を飛んだ」の扉絵描き下ろしご依頼を頂き、月刊誌の連載で一年少々関わらせて頂きました。ところが予想していない事が起こりました。かなり盛り上がって来たところで諸事情により唐突に掲載休止になったので…

搬入ひと段落

こどもアート&石田泰也絵本原画展の搬入がひと段落しました。先日窓辺の女の子だけ描き直す話をしましたが、描いたのは今朝です。 この原画は光の当て方(見る角度)次第で星が光る仕掛けをしているのと、トリミングの処理で他も変わった様に見えるかも知れま…

アート、人生とは?

オリジナル絵本「星つりじいさん」の最後の場面が描き終わりました。それから2日経過したのですが、どうしても窓から覗いている女の子の動きに納得出来ません。 左の男の子はすんなり行ったのですが、何故か女の子は納得出来ない。これをずっとどうすべきか…

手作り

「星つりじいさん」作画作業も佳境に入りました。後はクライマックスシーンを描いて、物語は大団円を迎えるですが、その一枚前のページを描きました。 この仕事に際して、最初に私の風景画とかと同じく透明水彩で描く(ポスターカラーや白絵の具を使用しない)…

セット

家にいる時は寝るか描くかの毎日。若い時の様に寝るのを惜しんで描くというのではなく、疲れを溜めない様に区切りをつける様になりました。 かと言って起きて食事をしたらパッと描く訳でもない。殆どまどろんで、昼寝したり、半覚醒状態でぼーっとしています…

ADHDの長所

絵本「星つりじいさん」作画作業が残りあと5枚まで来ました。私のこれまでの悪い癖として自覚しているのは、ぎりぎりまで腰が重く作業を先送りした挙句、それを正当化して手抜きをしてしまう事です。やっつけ仕事をしてしまうのです。 苦手で億劫な作業であ…

嘘はつけない

KDDIの電波障害の光明で、作画が凄く進んでいます。 毎日大体1.2時間は平均電話で話すので、この時間を作画に当てると一枚上がるのだという事がよくわかりました。 今日上げた画面の登場人物は、全員実在する友人であり、仲間たちです。マジシャン シ…

時間のコラージュ

絵本作画17枚目を上げました。これまでに描写した事がない方法にこだわり、構図を構成しました。同一人物が、画面の3箇所にいます。つまり違うところに移動している風に感じるように描いています。 駒を割ったり、ページを分割したくないので、悩んだ末に…

正確に間違う

今日はオリジナル絵本「星つりじいさん」の作画15枚目を上げました。当初、30枚で全体の構成を考えていましたが、色々とシーンが増えて、物語りに膨らみが出て来ました。 その為に「36枚は必要になるかな?」と思い直して、鋭意制作は続きます。今日描…

絵本の缶詰

昔の小説家は締め切りが近づくとホテルや旅館にこもって文筆に専念する、いわゆる缶詰という状況になる話を見聞きします。編集者監視の下、日常の身の回りの世話は他人(ひと)に任せる。 私はこの缶詰をなんとなく楽しそうに感じ、憧れるのですが、そもそもそ…

描き下ろしイラスト

「星つりじいさん」に進捗がありました。チラシのメインビジュアル用の描き下ろしイラストを上げました。タイトルやテキストが入る余白を取っていますので、妙に空間が多い様に見えると思いますが、これでも恐らくキチキチになります。 「星つりじいさん」解…

紙お越しで抜け感

関わって9回目となる今年の公募展(MBDj14)の私の入選作品があまりにも酷いので、白のアクリル絵の具で紙残しに見せかけた紙お越しを施しました。 出品・審査終了後に手を加える行為は決して誉めらることではありませんが、セルビアに向けて発送する際に、耐…

ひと夏の経験

暑くなって来ると山口百恵の15歳の時のシングル「ひと夏の経験」という懐かしい曲を思わず口ずさみたくなりませんか? あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ小さな胸の奥にしまった大切なものをあげるわ愛する人に 捧げるため守ってきたのよ汚れても…

唄う動画④

先日、クロージングイベント「日本からの祈り」のダイジェスト版動画のリンクをお伝えしました。その際、自分のパートが半分くらいになっていたので、せっかくなら全部聴いて頂こうと思い編集しました。 最初に唄っている「Saty gold」は、実はシロカスター…

水彩画が出来るまで-母の場合⑤-

すっかり透明水彩の虜になった母親とは、私が日中自宅にいる時はほぼ一日2.3時間一緒に絵を描くのが習慣化して来ました。 とにかく明るい絵、憧れる庭やカフェなど嗜好が明確な母。しかし、明るい絵だからこそ影に透明水彩の妙味が潜んでいる事を力説して…

晩柑の思い

「万感の思い」と「晩柑の思い」は同じ意味のようですが、晩柑という言葉は知りませんでした。交流を続けているセルビアとは国交がどうのこうのとか、親善大使とか、海外交流の架け橋とか、そういった大仰な立ち位置ではなく、利害抜きの友人でいたいと、最…

水彩画が出来るまで-母親の場合④-

息子から特訓を受けながら、母親が透明水彩を描くシリーズ? その④。先に今日完成した額装作品からご覧下さい。 元々京都で暮らしていた母親は、ハイカラな場所が好きなのですが、30年近く住む近江今津はハイカラの欠片もなく、田んぼの畦でカエルが夜通し…

夜の現場

記事のタイトルはまるで警察やミステリードラマに出て来る「夜の殺人現場」のように思われるかも知れませんが「夜に実際の現場で絵を描く」という意味です。 そうして描いた「夜桜」の写真が不意に出てきました。私が透明水彩を初めて20年ほどになるのです…