2ヶ月前にご依頼を頂いたイラストがようやく生まれました。ねこの住む世界で人間のお爺さんが営むお店。
なんの店なのか私にもよくわからないのですが、これはもう完全に自画像なのです。
もちろんそれは精神性においてであり、造詣的に描いてはいませんが。こういう時空にいるのは明らかなのです。
これまでずっと描いて来たお爺さんに、どんどんと私が歩み寄って来ている事を最近は自覚しています。
とても感性がゆかたでナイーブな仲間に囲まれて仕事をしているせいで、徐々に体現できて来たに違いありません。
その事を正直に描くのが、誠実だと思って描きました。
今月やっと56歳になるのですが、今年からどこのお店に行っても「60歳になっておられますよね?」と訊かれます。
シニア料金サービスの為に訊ねられているにせよ、悪い気はしないのです。
それだけ年輪を重ねている雰囲気が出ているのだと、私なりに都合の良い様に解釈しています。ともあれ、ご依頼はまだあと4枚もあります。納品予定日はとっくに過ぎてしまっていますが、描けるのでしょうか!?
私が一番ドキドキしています。