アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

簡単で難しい

仲間たちと一緒の時間を過ごす以外は、せっせとアトリエ兼住居の整理をしていました。家には原画数百枚、大小額縁100枚、その他にランブ、陶器などをドッサリ保管しています。また画材や展示用什器、備品なども含めると6畳一間は完全に倉庫として潰れてしまいます。他にふた部屋あるのですが、全体的にレイアウトを再考する事で、2人くらいはアトリエで絵を習うスペースを作りたいと考えているのですが、なかなか思うようにはかどりません。

そんな中で、今日の教室では時間が余ったので公開制作をしました。ところが先週、生活援助員の仕事をすっぽかしてしまって以来、絵もすっぽ抜けたものしか描けなくなってしまいました。素振りしていたらバットが手を抜けて飛んで行く感覚です。


f:id:IshidayasunariART:20200205150506j:image

握りしめると打った球は遠くに飛びません。振り子の様に回して芯に当たれば、楽〜にグングン伸びるのものです。一言で言うと、調子が悪い、ただそれだけの事ですが。

公開制作で描いたこの絵は、私的にとても嫌いです。それは自己嫌悪と少し似ています。自分の欠点を好きになる人はそうそういませんから、自分の絵の欠点も好きになれないのは当然です。

でも、自分の長所を出せば好きでいられるかと問えば、そんな事もない様に思います。それは自慢になるからでしょう。絵も同じ。欠点を開き直るのでなく、不完全を肯定する様に描ければ大丈夫なのですが。。。

本当に絵というのは、簡単で難しい。