久々の投稿になってしまいました。連日の映画撮影で心地よい疲労感を味わいながら、苦手な夏を乗り切っております。そろそろこの時期になると秋の展示会の仕込みを迎えます。
元々、今年はセルビアに移住するつもりでしたので、毎年続けて来た展示会名を「セルビアから湖国に届いたアートな便りFINAL」などと銘打って2018年秋に開催したのですが、結局諸々の理由で日本に居続けており、このタイトルは封印し、代わりに出てきたのがこのタイトルです。
国際水彩画交流展 〜東ヨーロッパと日本の絵描きたち〜
◆ 2019年10月1日(火)~14日(月・祝)※ 7日(月)は休園
◆ ご入場は旧竹林院拝観料が必要となります。
◆ 9:00~17:00(受付は16:30)最終日14日は16 :00で終了
◆ 元里坊旧竹林院資料館
公式サイト
http://kyuchikuriin.web.fc2.com/
◆ 主催: アトリエ青&国際芸術交流協会シロカスターザ
コンセプトは絵描きにプロ、アマチュア、障害の有無などの先入観は不要であり、上手い下手でもなく、作品が良いか悪いか、人により好きか嫌いかしかなく、個人によって感じ方も多様であって然るべきという持論を更に貫いてみようと思います。
私の出展作品は上記など検討していますが、出来れば可能な限り少なくして、各自が色々な風当たりを感じながら、そこでしか得られない喜びや苦い経験を受講生に存分に味わって頂こうと思っています。
私が押しているコンセプトも決して絶対的なものではなく、参加希望者との意見交換で革新的な切り口が見つかればドンドン変えるでしょう。
要は展示会もライヴで生き物だと言うことです。セルビアを中心に東ヨーロッパの有象無象の作品25点がアトリエには到着していますが、原画を見もしていません。受講生にはそれを上回る展示を期待しています!
YouTubeのしょーもない人気の水彩画講座は、基本的に思ったより簡単に描けそうに感じさせる事で、何万人という透明水彩愛好家を惹きつけています。それは罪だと思います。そういう需要が馬鹿ほど多いので広告料はちゃっかり入りますが、本来、楽しさは簡単という意味ではなく、努力して達成する苦しみを適度に伴う楽しさであるべきです。
無料公開で簡単に出来そうで、手早く要領の良さに走った時点で地に堕ち、本物の絵描きから脱落していくのです。ここまで話しても努力ありきの達成感より、簡単さを求める方は出来れば私の講座は受講しないで下さい。
私の教室は決して厳しいものではなく、親身になって出来るだけ頭を絞ってその人に合わせて指導しますが、手抜きや要領の良さで手早く見栄えを求める人に教えるものは持っていません。そういう方とは人生で交わりたくありません!
さて、ここまで言って既存の受講生がどう出てくるか。展示会までドキドキ💓でしょうね! でも、それでも食い下がろうという環境の中からしか突き抜けた作品は生まれませんよ。