アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

未完成の抽象画

抽象画も具象画も絵という意味では何の違いもないと考えていますが、抽象画を描く時にあえて注意する事はあります。それは一定の具体的なモチーフの印象から出来るだけ遠いところにいる事です。

今日は着彩したものを切ってコラージュする子供ワークショップ定番の方法をもじって遊びました。1枚目は思いつくまま画面を筆で塗ります。

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2枚目はクレヨンを先に走らせてから着彩します。クレヨンの油分が水を弾いて浮き上がる色彩は計算と偶然の双方を愉しめる様にしています。

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2枚の着彩した紙を大きさや形を変えてバラバラの円状に切ってから、思い付くまま黒い画用紙に糊で貼っていきます。この時にどうしても宇宙や惑星に見えてしまうのをズラす為に小さい円が前面に来るように配置しています。

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それにより遠近感が倒錯的になり、独特の空間感覚に覆われるのが狙いです。この作品はある子供イベントのイラストとして使われる予定ですので、更に手を入れて、もっと奇妙な感じを出したいと思います。