アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

ランプみたいな

3日ほど開くだけで随分とお待たせした感じになってしまう当ブログ。有り難いことに、良くも悪くも関心を示して頂く読者さんに支えられております。改めて感謝申し上げます。当ブログは、基本的に私の記録であり日記ですが、画家を目指す人に少しでも役立てて頂けると、これ幸いだと言う感覚は持っています。しかし、趣味で描く方には返って逆効果かも知れません。

大抵、意味が分からない言辞や、解説になっていない解説など、大変解釈に困ることを日々書いております。自分が文章力がない故にその様なご迷惑をお掛けしている場合も多々あるのですが、確信犯的に意味不明な言辞を撒き散らす場合も多いです。

前置きはそれくらいにして、今日はいつも使っている荒めの水彩紙でなく、中目の出来の悪い昔の水彩紙を使ってみました。水性ペン4色でまず仕掛けます。

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この出来が悪い中目という説明でまず取り残される方が多いというのも、確信犯です。つるっとしているとただの画用紙に描いているのに似て、滲みを出すのが困難で表面がフラットになる傾向が顕著になります。教室でも、この紙が駄目だから思うようにいかないという方が沢山現れたので、私もストレスを体感しておかねばと思い、使ってみたのです。着彩すると確かに無表情な感じになります。一方で手跡が残りやすいので、さすがにこれはキツイなと思いました。

しかし、私としてはそれを逆手にとっていつもと少し違う雰囲気が出せました。良い汚さが出た気がします。全体がもの寂しい街のようでいてランプの様な絵になったのは嬉しいです。

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とはいえ、やはりこの水彩紙は教室ではお勧め出来ないので、今後は他のものを提案していきます。話は元に戻りますが、確信犯的に解釈が難しい言辞がブログに溢れているのは理由があります。決してテキスト本としての用途として使えなくするため、読者を限定するため。これは、一般的にインスタ映えとか私が一番無意味だと思う行為の真逆を行くことと、自力で模索しないと結局は何も得られないのに、便利に使おうという方との関係性を断つ為です。考え方の幅を広げるきっかけや、良く分からないけど気になるっていう方は絵描きや芸術家の資質をお持ちだと思います。続けて観察してみたいという好奇心がある方や、純粋に私の絵に興味がある方にはグイグイ入り込む内容を目指しております。その意味においては、間口は広げているつもりですが、無関心の方を取り込む意思は0です。