今日は水彩画教室で８名の方と接しました。ただ絵を描く、その事になぜ夢中になれるのか？ いい絵と出会う楽しみ、第一鑑賞者になるわくわく。そんな感じは皆さんあると思います。かくいう私も自身の最高のファンであり、最大の批評家でありたいと常々思っています。その観点から言って今日の一枚は見事に失敗作です。でも失敗作を描けて良かったと思います。-
街のネオン塔が瞬く石畳の古い街。モチーフが完璧です。これをきっちり描けば、普段絵に関心がない人でさえ、感心するでしょう！ それぐらい恵まれたというか行き過ぎた雰囲気！ だからこそ予測出来ないアプローチで臨む必然性を感じました。
例えば下のは、２０１５年頃に描いた店のネオンが溢れる絵。このテイストで全体をコツコツと仕上げて行けば、安心して見られるのですが、売り絵のようになることが想像がつきます。
売り絵だけは死んでも描きたくないので、破綻させたのですが、結果失敗しました。でも悔いはないです。また再挑戦してみます！ このように守りに入らずに自分の枠を越えようとすると失敗はつきものです。でも失敗からしか発見はないです。絵は発明でなく発見するもの、受講生の方も失敗を恐れずに描いて行って下さいね☺️
