アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

下手で不器用なのが才能

お蔭様で「国際水彩画交流展  セルビアの画家 M・ジュリチコビチに捧げる」が終幕しました。これをもちまして今年の4つのプロデュース企画は全て終了しました。

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これらは私の作品です

特に10月からは3つの企画の連鎖が続いたのでかなり疲弊しました。しかし、疲れるくらいやってやっと修行になるので、当たり前の事をこなしたに過ぎません。色々な人とのご縁や、お話をさせて頂く機会に恵まれて貴重な体験をしました。人から学び良い意味で想定外の発見をすることでしか先に行く方法はないと考えて生きていますが、学び多き一年でした。中でも本企画は世界の透明水彩画愛好家が交感する姿を故人であるミロシュ・ジュリチコビチに見て頂くことで感謝と敬意を表することが出来たかなと思います。多数の受講生さんの参加や協力を得て運営出来た事に喜びを感じます。

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セルビアの作品で私が一番気に入ったのがこちらでした。

教室では、頻繁に私の才能にジェラシーを覚えるという受講生さんの発言を耳にしますが、実際は90%の努力と5%の運と5%の才能です。90パーの後天的な能力を保持しなければ、5パーの運も付いて来ず、結果成せるものなどないのです。先天性の才能は5パーですよ。それを言うと「じゃあ私は才能が何もない」とか反論されて悪循環になるので言いませんが、自分が努力しない言い訳を人の才能のせいにするのはやめましょう! 

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敬愛するシ・オ・ミ師匠(画面右)と私

シ・オ・ミ師匠は、この展示会に4回ご来場下さいました。この様に自然体で興味を維持する事も努力です。天候によって絵の見え方が変わるとか、一緒に来た人が誰かによって感じ方が変わるとか、それはそれは繊細で奥深い洞察をされます。師匠はずっとそうして生きて来られました。そして下手で不器用な者がものになるという感覚を教えて頂きました。これはたくさんの弟子などの面倒を見られて気付かれたそうです。下手だから頑張るし、不器用だとその分人より努力するという意味でしょう。器用さが慢心に繋がり実は仇になる怖さとか、先に行けば行く程幾らでも壁や難題が待ち構えています。その入り口で怖がっている方は多いですが、ワクワクして挑んで下さい。そういう方を全身全霊で応援したいです。