アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

クールダウンでもう一枚

本日2回目の投稿は、前作の緊張感から一転、これまで好んで2回くらいは描いたチュミチ村の廃校の校舎を描きました。殆どアプローチは何にも考えずに、庭の納屋に射す西陽の温感だけ黄金色に見えるようにしてみました。結果、印象派の雰囲気が濃厚に出ました。昔やっていた油彩画で、同様のモチーフを描いた場合、30時間は掛かりました。しかし、透明水彩なら40分程度で完成します。

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とは言え、油彩で格闘した時間は全てこの画面で役立っています。というより、それがなかったらこの絵は描けないでしょう。仕上げで白絵の具を反射光などに配しましたが、白を混色してはいません。それをするとガッシュ不透明水彩)のテイストが出てしまい画調が混乱します。

白はあくまで紙残しの再現として使うのがベターです。納屋の板に手を当てるとほんのりと温かさを感じる一方で、校舎の壁は少し冷たい感触がします。相乗効果ですね! 視覚より触覚的な感覚が勝れば面白いと思います。