アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

50回目の成功

下描きというより仕掛けをしてからの水彩絵の具着彩をお見せします。こげ茶の一番良く使う水性ペンで後の滲みも計算して手を加えます。

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ペンは独立したものではなく、滲ませるところと線として活かすところを直感で選択しながら水や絵の具で触れたりギリで止めたりします。

この構図は半分くらいが空なのが良いですね。空はベースに水を塗って微量の黄色やブルーを垂らし込みで広げています。かと思えば筆跡を残してみたり自由です。家屋や納屋か牛舎の様な建物は温度と湿度が合わさって心地良さ、または少し肌寒いくらいのトーンになる様に配慮しました。

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枯れ草や背丈の高い枯れ木に茶色は一切使わず、紫をベースに組み立てました。一部は、乾燥する前に爪や筆で引っ掻いています。頭が覚醒しているので、いい加減さも含めて全て水とのコラボで描いた気がします。そういう時はまあ成功です。100枚描いて5枚くらいの成功率。私にとって成功は自己記録の更新という解釈です。失敗は楽ですが、成功した瞬間から次の自己記録更新への挑戦が始まるので、厳しい世界です。それをとても楽しく思います。