ウォルト・ディズニー氏の肖像画のご依頼を受けて、水性ペンと透明水彩の共存で描きました。人物であろうが、一切の下描きをしないのが私流ですが、大抵デッサンがおかしくなります。しかも教室中に仕上げるという荒業! 実物はもっと大らかな人間性で包まれている容姿なのですが、絵はどこか楳図かずおの漫画(漂流教室)に出て来る狂気の先生やマッドサイエンティストみたいになってしまいました。あちゃ〜😅
そこまでしても下描きしないのは、スリルを愉しむためです。それと下描きしようがマッドサイエンティストになったと思います。それは私自身の狂気の発露であり、隠せない癖であり個性だと言えるでしょう。これを抑えてウォルトの本質を描く事が出来なければいけません。この課題は40年ほど続いています。