今日は公開制作の場でサンドウィッチ水彩を初公開しました。眩しい光でハレーションを起こした建物の壁面を具象と抽象の間(はざま)の様に曖昧に描きたいという思いでスタート。
こういうモチーフは固くなったり生真面目に描きがちですが、それだと立派な仕上がりになります。それは返って不誠実だと思うので欠点だらけの中でギリギリ成立している画面、それが曖昧に描くということです。
2枚目は、一旦ドローイングとして完成したものを、着彩してサンドウィッチ状にしたら画面が爆発してしまいました😆 これ幸いと崖っぷちに追い込まれてからの巻き返しを楽しみました。
教室ではどうしても無難な手順や、失敗のリスクを回避するレクチャーを求められます。それは当たり前ですが、公開制作はその点で真逆を行きます。自分でどうなるか保障できないアプローチ、失敗する確率が高いアプローチで進んで行きます。そして実際に失敗しても何も失うものはなく、そこで見える景色を共有する事。そこに意義があると思っています。