アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

絵にならない風景

今日は日本的な日常風景を描きました。日本的なものの象徴として、交差する電線の多さが言えるかと思います。空を切り裂く電線は透明水彩では不向きですが、この様なドローイングでは調和し易いですね。それは画面中のあらゆる線の運動のお蔭です。遠景の山の描写を平板なストライプ状に描くのは、手前にある樹木のぽこぽこ感を対比で出す為です。その必要がない場合は、山はもっと別の方法になったと思います。

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ところで、画面真ん中をこちらに向かって走ってくるのは、郵便局のバイクだとわかりますでしょうか?  透明水彩ならシルエットにしますが、糸屑の玉の様に描いたのが、こだわりです。周りの線をわずかに抜くだけで、際立って見えます。

この日常風景、実は私のアトリエの近所でして、絵にしない限りなんの魅力もないです。絵になる風景を絵に描くより、絵にならない風景を絵にするのも鍛えられますね!