アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

申し上げます

先の投稿では涼感のある絵を描きましたが、今度は初秋の気配を漂わすことで、季節感をひとっ飛び。秋に希望を託して今を乗り切る気分です!

セルビアの首都ベオグラードの聖サワ大聖堂。昨年はこの距離でテラスから見えるホテルに滞在しました。そして毎日ここの公園のベンチで寛いだのです。

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散歩して道に迷っても、どこかしらからこのドーム型の屋根が見えると、それに向かって歩けば無事に帰れるんだ。そんな安堵感に包まれる灯台の様な印象です。

アパートをこじんまりした個室型のホステルに改装したHaram roomsの住人兼オーナーは、犬のフランキーだけが家族でした。彼のことは今でも毎日思い出します。

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洗っていないのでグレーのモップ状になったマルチーズのフランキー(笑)私が帰る度に部屋に入って来てくれました。(私はワークショップの子供と犬にすごく受け容れられやすい素質があります😆)そして、足の匂いを嗅いではクシャミをするのが癖でした。

オーナーからこのフランキーをシャンプーして、抱いている肖像画を依頼されましたが、残念ながらその後に手の平を大火傷したためシャンプーできなくなり、仕事はキャンセルされたのです。

私からすればさじ加減一つで白いマルチーズを描くことが出来るのですが、彼にとってはその工程が、とても大事な時間だったのだろうと思いました。

彼はすごく親切で、毎日珈琲を淹れてくれるし、咳き込んでる時にはレモネードを作ってくれました。帰国前夜に私の地元大津港を描いた一枚の水彩画をプレゼントして、感謝の意を伝えたのですが、彼はとても遠慮がちに受け取ってくれたのが印象的でした。

来年は是非未完成の肖像画を描きたいですね!