アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

感覚で描く

遠近感や説明的な表現をしないで、曖昧だけど、空気感は全て描こうと考えて着手した絵。また水性ペンを複数使ってみようと思いたって4種類くらいの色でドローイングしてから着彩しました。すると空色ペンにブルーの絵の具を合わせることでセルリアンブルーが出たり、新鮮な発色をみました。市販の透明水彩絵の具のセルリアンブルーは、実は白絵の具が含まれており、厳密に言えば透明水彩ではないのです。コンポーズブルーやトルコブルーなども同じくです。(メーカーによって多少の違いはあります)とにかく、全てが現実ではあり得ない色だけど、心象としては感覚的にピッタリと言う構成で仕上げました。

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白が含まれると何故いけないのか? それは紙に当たる光を遮ってしまうからです。不透明の膜が出来るイメージをされると分かり易いでしょう。

白が入ると明るくて鮮やかになるんじゃないの?と考える方は多いのですが、彩度(鮮やかさ)は白が入れば入る程、下がります。今日の絵が薄いのに妙に鮮やかなのは、全く白が入っていないせいです。