プチ断筆してあっという間に一週間が経ちました。断筆明けの一枚です。昨日は滋賀県で竜巻が発生するなど、尋常ではない気象でしたが、今もまた雷が鳴っています。これは普通に夕立になりそうです。そんな蒸しっとした夏の暑さがそのまま画面に出ました。
建築物を立体的に描いていますが、全てのパースを崩しています。そういうのは、今日に始まった事ではありませんが、これだけ塔が群生しているパターンは珍しいと思います。歪みと不安定さ、比重が各ポイントで変化する。手前の赤い屋根を水平にせず、若干傾きを変えた分、垂直はまあまあ出しています。それがリズムを呼ぶ効果となります。
また、普通は空から描くのがお勧めですが、私は最後に描きました。この様に空の面積が広い場合は、白残しの壁をどう活かすかに大きく関わります。なのでどこから描くかはなんでもありなんです。
今の時期は暑苦しいですが、冬には暖炉の様な効果が期待できる絵ですね(笑)