10時間程寝て、寝足りた今日は、頭スッキリ! 連続して4枚描きました。私の夢は筒井康隆の夢小説と比較しても遜色ないくらい濃厚で、精神の極限状態で叫んだり、ホラー映画の主人公になることがほぼ毎日続いています。しかも、何本も観るのでヘトヘトになるのですが、統計的にそういう日は穏やかな現実に救われるので、均衡が保てる仕組みになっています😆
落ち葉を清掃する老人の点景。人物を際立たせる為に背景の色を抜いています。また色彩は内面により決めてみました。
次に建物の量感を鈍い光の中に醸し出す様に描こうとしました。
しかし、これは酷い。いいところがないですね。地面はちょっといい表情ですが、完全に失敗作です。でも魅力的なモチーフなので、再チャレンジしたいと思います。
気を取り直して、セルビアのノヴィサド。去年ここに住む画家のビリヤさんに会いに行こうと思いながら、機会を逃したのですが、ベオグラードより、新しい街なので結構空が広いなぁ〜と思います。
黄色系で塗りつぶした空により、希望と孤独を同居させた画面になりました。またほぼ油彩画の様な筆致で塗り込んだので、透明水彩らしさという点では疑問がありますが、どうでもいい事だと思っています。オリジナル性がジャンルを凌駕しそうな気配が良いです。このタイプは一般の方には、なかなか受け容れられないものです。
で、4枚目は、透明水彩ですよ〜というテイストを前面に出しました。先の絵が良いので、いわゆる無難に描いてクールダウン作業です。
私にとってはアホみたいな絵ですが、今日描いた中で一番沢山の方に受け入れられるのがこういう柔らかい絵です。この界隈はウロウロと散策していた辺りです。ここを左に行ったら私の泊まっていたホテルに向かいます。なので懐かしく親しんだ地元という感じです。その気負いのなさがアホみたいな絵となって結実した訳です。
だから、アホというのは照れであって気恥ずかしさの裏返しなのです。