アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

マニュピレーター

4月29日は、シオミ奇術教室ファースト発表会でした。毎月ええラジオTVでもご一緒させて頂くなど、日頃から懇意にして頂いているシ・オ・ミ 師匠の奇術教室の個性溢れるステージ。ずっと楽しみにしていたこの会に、私もアシスタントを兼ねて出席させて頂きました。

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私にとり師匠は芸人というより、アーティストの巨星の様な存在です。この会のリポートをブログに記しても意味はないので、師匠が演じられた年季の入った手業を動画でご覧に入れたいと思います。

ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」に乗せて演じられた3分のカードパフォーマンス。私が撮影・編集したので途中ピンボケなどお見苦しい点はご了承下さい。

こちらがYouTube リンク

https://youtu.be/pVtWzFIkXEQ

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ご覧頂いた方はお分かりかと思いますが、使われているのはトランプカードのみです。つまりタネや仕掛けがないのです。師匠が好きなのは、大掛かりなイリュージョンの逆を行く、マニピュレーションだそうです。マニュピレーションは、絵に例えると木炭デッサンですね。でも鍛錬により身についた技量を見せている⁉︎ そういうことではありません。とてもアナログの良さがあり、人間らしいものが潜んでいます。また、マジシャンとしての軸を確認されている様にも見えました。

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これは、安井曾太郎の学生時代のデッサン

絵描きにも基本とか軸があります。それがズレると何も成せません。ここが自己判断出来るかがプロとアマチュアの違いとも言えます。画家のマニュピレーターについて熟考している私は、大きな学びを得ました。だから師匠なのです。