アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

うまく描くコツ

「うまい絵を描きたい!」教室の受講生さんの多くはそう思っています。その証拠に「下手くそで駄目」という自己卑下発言を何度も連発されます。気持ちはよくわかりますが、上手い絵を描こうとしたら、全て裏目に出ます。またマイナス発言ばかりしていると心が萎縮して、これもいけません。

何故コンプレックスが先行してしまうのでしょうか。これは学校の美術教育の影響が大きいかと思います。絵が苦手だという観念を刷り込んでしまうのが教育だとは到底思えません。また社会に出てから仕事でミスをしてしまったらどうしようという強迫観念にずっと苛まれて生きてきた方は、たかが絵なのに同じ思考に陥る場合もあります。自信をもつにはのびのびと描いて失敗して恥を描くのが一番です。誰にも迷惑は掛けませんから!  趣味で描くのだから心を解き放って楽しまないと☺️です。

私の様にプロの画家を名乗る者は、アマチュアの底知れない潜在能力を見せられた時に感動します。画家はいつも「わくわくして、楽しかったな〜」という最高の遊び感覚で絵と向き合うことが維持出来なくなるのが一番怖いのです。私は50歳を超えてやっとそこから脱却した気がします。

f:id:IshidayasunariART:20180330230153j:image

今日描いたこの一枚も自分で大好きです。上手くないし、デッサンは狂ってるし、稚拙な感じもする。でも窮屈さがなく、描く喜びに満ちています。今まで1000枚以上は描いて、この方が面白いと思います。

話が長くなりましたが、上手く描くコツは捨てて、好きで描く方法を考えてみて下さい🤗