ひしめき合う建造物群。観ているとジオラマに見えて来ます。という事で、実在の光景をジオラマに見立てて1センチくらいの人々が暮らしている様に描きました。おもちゃと言っても透明水彩のことです🤗
厚い雲の隙間から刺す弱い陽光も映画のセットに様に作り込まれた風に意識しました。照明技師の手業を讃える気持ちです。
これらは、画家になる前に映写技師として長年スクリーンから受けた映画人の仕事に感化されて自然に出て来るものです。デジタルの現在は如何に暗くするかに一生懸命ですが、35ミリフィルムの時代は照明をがんがん焚かないと映らない事でカメラや照明・美術など手練れの職人の出番があったのです。
一番難しいのは、何も照明を焚いていない様に自然に見える事だと思います。今も映画は大好きですが、撮影が酷いものは途中で観るのをやめます。
フィルムの一コマを透かして見たような、そんな絵が今日は描けました☺️