アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

セルビア慕情

 

帰国前夜、一ヶ月のセルビア滞在記として振り返るも、このブログにはとても書き切れない様々な感情と出来事が渦巻きました。

一言で言うと、たった10日くらいに感じる早さです。

 

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そして、こちらで私と関わった人は良くも悪くもみんな私の生き様やポリシーに圧倒された様です。

ステイタスを全く求めないからです。

良い待遇、良いホテル、良い食事、全て要りません。

 

兼ねてから敬愛するマジシャンであり、アーティストでもあるシ・オ・ミ師匠から「道に迷った時は難しいと思う方を選ぶと良い。」と助言を頂いていて、それを実践したに過ぎませんが。。。

難しい方というのは、保身の為に辛抱するとか、不安だから忍耐するとかでなく、先が見えない方という意味です。

 

そちらを選んだ先に知らなかった事に気付ける(自分の枠が広がる)。思いもよらない人から手を差し伸べてもらえる。

そしてここが重要なのですが、そうする人は何も慈善とか同情からではなく、手を差し伸べる事が嬉しくてそうするのです。

 

シ・オ・ミ師匠は、だからその瞬間は私を含んでみんなが嬉しいのだと仰います。

もし私が安易に妥協したり、簡単に諦めれば、返って周りにいる方は意気消沈すると言う訳です。

 

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今回のセルビア滞在で私は、数々のワークショップを通して、発見や今後の課題などを知りました。

求められている予定調和なコメントを裏切り、自分が正しいと信じる意見を言いました。

与えて下さった機会に対して深い感謝の気持ちは伝えますが、違うと思うことは先生だろうと会長だろうと真っ向から否定しました。

 

セルビアへのラブソングを個展で唄った事に関しても、本当に馬鹿な奴だが、でも忘れられないと言われました。

 

でもそういった行為は、波風が立ってもいづれは骨のある奴だったなぁという印象に変わるものです。

それが面白いのです。

 

個展がどう評価されたなどどうでも良いです。それ以前に自分の仕事の善し悪しは自分で掌握しています。そうでないとプロではないですから。

だから絵を気に入った人には終わってから撒く様にプレゼントしました。だってただの紙切れですから。

 

親切にしてくれたホステルのオーナーやハンドメイドの靴屋のオヤジもみんな気に入った人にはあげました。

 

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そんなものをありがたそうに受け取ってくれて感謝です。

 

私はあなたの時間を、あなたの思いやりを、そして芽生える親愛の情を頂けました。

ありがとう。

 

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中でもオッサンに囲まれて、奇妙な時間を強引に共有させてしまったマテヤ君は、日々ドキドキしながらも「それでも石田さんといてやっぱり楽しかったです。」と言ってくれて救われる思いでした。

 

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 マテヤ君自身が難しい方を選んでるからでしょうね!

 

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セルビアの友達 ♯生き方