ミュージシャンなどアーティストの先輩方と過ごした夢の様な二日間。
この間に絵を3枚描いたのですが、内2枚はここにアップ出来ないほど酷い絵になりました。
これは自分に驕りがある証拠です。
自分も素敵な先輩方と同じ土俵に上がっているという幻想を持ってしまったのが悪かったのでしょう。
また、エネルギーをもらえたから良いものが描けると調子に乗りました。
するとこういう始末の悪いことが、まま発生します。
逆に胸をお借りしてぶっ飛ばされたと解釈すべきでした。
それは卑下ではなく、稽古をつけてもらえたのでいい勉強。有難い事なのです。
中でこの一枚はかろうじてアップ出来ると判断しました。
その理由は一見すると、支持者が多いタイプだからです。つまりは予定調和だという事です。
「この絵、好きだけどな〜〜」という方は多いです。
しかし、それらは駄作の条件なのです。
器用に遠近感を出す事に貢献出来る柵やうねった道。見下ろした遠い家。
こういうモチーフを使えば高校生でもこの程度の画面構成は容易いです。
なんと退屈なのでしょう。
私の受講生や透明水彩を勉強されている方は、是非こういう罠に堕ちない様にして下さい。