ゆっくり進む台風の中、外を歩くと身体は濡れます。
それより気圧変動の影響で情緒が変化するのが画家にとって願ってもないきっかけになります。
胸騒ぎがして一気に3枚描きました。
セルビアのノビ・サドという都市。
ここで会う約束をしている女流画家がいます。
一昨年私のベオグラードでの個展のオープニングレセプションで会って以来、帰国後もメッセンジャーでたまにやり取りをしています。再会が楽しみです。
彼女のアートはこのサイトでご覧になれます。
https://www.behance.net/BiljanaJelkic
直接顔を見て交流するのは奇跡の様な縁だと思います。
お互いの人生に介入するからです。
それは海外に関わらず、例えばワークショップで会った子供も、私の活動を応援してくださる方々も同じ。
2枚目は構図を右に寄せて描いてみたくなりました。
ネットで拾った写真を元にしています。
イラストテイストでありながら自分の新境地の様な気配が漂い、見ていてワクワクします。
台風の日でなければ出なかったイメージだと思います。
そして3枚目はこの女性のアップ
これに関しては、下描きは全くしていません。
全体に空気しか描いていない様にしながら、気配を超えた強さを出せたと思います。
背景と人物が等価に描けた事が新鮮です。
明日は近畿地方は台風が通過して高温になるらしいので、こういう絵は描けないでしょうね。