絵描きは全ての暮らしが絵に表れるのが怖い。でもそこが愉快です。
また万人の理解を期待してはならないのも絵描きの宿命です。
私だって誤解されたり非難を浴びて平気で居られる筈がありません。
それでも決して人に当たりません。
絵描きの良いところは傷付くことさえも、発見として表現に転化出来るからです。
そんな思いを馳せながら今日は2枚描きました。
海藻の山を湾岸に寄せた二艘の船体は行き場がない様に見えますが、ここが行き場だというイメージを乗せました。
孤独は豊潤なイメージを溢れさせるのに必須です。
それは豊かな孤独であり、愉しい闘いです。
でも、普段からたくさんの仲間に支えられてるから、それが成り立ちます。
そこへの絶大な感謝がなければ、ただの孤独しか訪れないですね。