入ってみるとそこは品のある店主が一人で切り盛りしている様子でした。
透明水彩の色彩はステンドグラスを意識している事もあって僕は大のガラス好きです。
僕の目の色が変わったのは言うまでもありません。
しかも、ハンドメイドの一点物ばかりでオリジナリティーに溢れている商品は魂がこもっていて素敵過ぎます😍
最初は冷やかしの観光客が土産を買う気分で入って来たのかな?くらいに思っていた店主も僕が個展を開催するためにやって来た画家だとわかると僕に対して興味を持ち始めました。
店先に飾ってくれた個展のカタログ
彼が若い頃に作ったのであろうひび割れてガラスが抜けた赤い鳥のステンドグラス。
大事に飾ってある事からもメモリアル的な想いが強い事が伝わって来ました。
最初は売り物ではないと言っていましたが、どうしても買いたいと粘ったらプレゼントしてくれました!
割れも経年変化だと思えば素敵です!
結局話は終わらず盛り上がる一方となり、彼の作品を日本で売る話にまで発展。
僕はガラス絵を描くのでコラボレーションでステンドグラスやランプを作れないかと提案すると二つ返事で快諾してくれました😃
結局その日を含めて滞在中に3回もこの店を訪ねました。
帰国前日に夜なべして作ってもらった作品。
逆光で黒い部分は銅製で味あります。
通うほどに彼の誠実で優しい人柄にドンドン惹かれました。
帰国してからもメールで情報交換するなど仲良く交流しています。
憧れのガラスによる僕のARTが生み出される日に向けてドキドキが止まりません。
彼は長年掛けて自分の持っている知識を僕に伝えたいとまで言ってくれました。
こんな良い縁がセルビアにあるとは思いませんでした。これこそ運命の出会いですね!