お蔭様でご好評を頂いている“一枚の水彩画が出来るまで”を今日も新作「バスステーション風景」でお送りします😄
まずこれがパシャっと撮った神戸の三ノ宮駅北口のバスステーションです。
人やバスが動いて輪郭がぼけていますが返って躍動感が出るので面白いです。
これを元にインスピレーションに従ってオイルパステルを走らせて透明水彩でいきなり着彩。
一応これでも全体の色のバランスに気を遣っています(笑)
次に人物やバス停のルーフなど構図を決定付けるものをザックリと描きます。
深い色の部分とハイライト部分を段階的に表現します。
大体これで透明水彩を活かした画面は出来上がり。
今度は一番楽しい街のネオンや遠景のビルディングなどの窓から漏れる光をアクリル絵の具の白を使い描き起こします。
光の色にバリエーションを付けるためにまた透明水彩をほんのりと重ねたり、しめるところにオイルパステルを乗せて完成です。
後はこれを額装する時にこんな感じでトリミングします。
水彩紙を余分に使う事で筆の伸びが出るので、最近は最後にどんなサイズになるかを頭でイメージしながら描く事が増えましたね!