アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

足るを知る

 

上を目指してるというのとは、かなり違うと感じる今日この頃。

上手い作品を描かない、完成度を求めない、それでいながら良い絵 って何?

そんな自分にとって腑に落ちる絵が唐突に描けました。

 

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多くも少なくもない情報量、激し過ぎずうるさ過ぎず、でも弱い訳でもない。

そんな存在感が出ました。これはいわゆる「足るを知る」心地良さ故に来る印象だと思います。

 

来週からまたスカイプラザ浜大津6階 リスニングルーム響 にて「石田泰也とセルビアの仲間達(仮)」という展示会が始まります。この絵も出展するつもりです。

詳細は追ってご案内しますので、是非原画をご覧になって下さい。

日常的

 

セルビアでは、本当に多くの人が公園やカフェのベンチで寛いでいます。

老若男女問わず、赤ちゃんを連れたマムやダッドも同じくです。

日本人の様に時間をやり過ごしてる感や、営業の休憩という人はまずいません。

 

そんな日常的な風景が一番絵になるというのも、有り難い事です。

 

私がサヴァ大聖堂の公園のベンチで煙草を吹かしていると、目の前に杖をついたひとりの老女が腰掛けました。西陽が長い影を引っ張った様をみて、人生の日時計の様に感じたのです。

 

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お爺さんの様になってしまいましたが、お婆さんです😆

100年で一周する様なゆっくりとした歩みを刻む日時計でした。

 

公園は愛犬家も沢山います。

 

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大の犬好きながら、貸家のために飼えない環境にいる私ですが、犬の散歩を羨ましく眺める癖があります。よく見たらベンチの婦人の後ろにももう一匹のワンコがいて、それがかくれんぼの様で微笑ましく思いました。