常々他の画家とつるまない事を信条にする私が一番勉強になるのが、マジシャン シ・オ・ミさんの存在です。
今回のイベントは東京からのゲスト ダーク広和さんを招いてのベテラン対決です!
私のアートも舞台装置として登場します。
師匠の長年の人生経験などに比べれば、私などまだまだひよっ子同然なのです。
しかし、その事を自覚出来る事を含めて色々と甘えさせて下さる懐の深さには毎回頭が下がります。
ですので、マジックをただのエンタテイメントショーだと思われている方にこそ、是非ご覧頂きたいのです。
圧倒される人間存在の近くに居させてもらうほど、幸運な事はありません。
そこには、人間離れしているとかカリスマ性とか近寄りがたさとは縁遠く、逆に人としての軽妙さに全て潜ませておられる凄さを感じます。それが芸を裏打ちしているのです。
絵にも人間的不完全さに対する寛容が必要だと思います。
完全主義者という言葉がありますが、それは人間の傲りですね。みっともなく下らないですし、私にとって一番遠ざけたい種類のものです。